あびこ谷津学校友の会

あびこ谷津学校友の会は、我孫子市が谷津ミュージアム事業の一環として谷津守人育成のために毎年開講している谷津学校の卒業生を中心に2006年4月に発足し、湿地・水辺の整備や樹木の手入れをはじめ、生き物調査など谷津の自然環境を維持・再生するための活動を行っています。さらに、地元農家の方のご指導により放棄水田を復田し、無農薬・無化学肥料による米づくりも行っています。 

活動内容

毎週日曜日と木曜日の週2回を定例作業日として保全活動をしています。

  1. 耕作放棄水田を復田し、無農薬米作りを行う
  2. 水辺・湿地の保全とハケの道の整備
  3. 毎月の野鳥調査や植物調査等を実施
  4. 写真展やHP等で会の活動情報を発信

 

活動成果

2006年4月の発足以降、会員による地道な保全活動により、以下のような成果が出ています。

  1. 保全作業の継続により里山原風景の復元が図られています
  2. 多様な生き物の生息数の増加が確認できています
    ①保全開始当初(2001年)は見られなかったニホンアカガエル卵塊数は2006年度224個→2016年度952個を確認
    ②ヘイケボタルは2008年度210頭→2016年度466頭を確認
    ③メダカも各所の水辺で見られるようになりました
  3. 多くの野草が再生し、それとともに谷津を散策する人や保全作業を体験する人達も増えてきています

友の会の運営

会員の選んだ「運営委員」が行い、会の課題や問題の解決を図っています。日頃の活動を通じて寄せられた会員の声を、活動計画や各種勉強会に反映しながら会のレベルアップを図っています。  

活動計画は年度初めに策定しています。年間活動計画を基に、月例の運営委員会で月ごとの活動予定を決め、会員に連絡すると共に、ホームページとブログでも開示し、一般市民等にもお知らせしています。

谷津の四季をまとめた写真集ができました

谷津の自然を感じていただきたいという想いを込めて写真集「我孫子岡発戸・都部 谷津の四季」を作りました。写真集という媒体でなければ伝えることのできない空気感を感じていただけたらと思います。

写真集の中の写真は、全て会員によって岡発戸・都部の谷津で撮影されたものですが、日々保全活動を行っているからこそ出会えた景色を捉えた選りすぐりの写真で構成しています。

 

この写真集は、手賀沼公園内アビスタの図書館と我孫子駅近くのアビシルベ(我孫子インフォメーションセンター)に置かせていただいておりますので、お近くへお越しの際にご覧いただけると幸いです(書棚にない場合は受付でお問い合わせください)(書棚にない場合は受付でお問い合わせください)。